「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【「諸概念の迷宮」用語集】エジプトのユダヤ人

「最初の殉教者」ステファノ(?~35年/36年頃没)に至る話…

【「諸概念の迷宮」用語集】テッサロニキの興亡

テッサロニキ(希Θεσσαλονίκη、羅Thessaloniki)またはテサロニカ (Thessalonica)は歴史的にはサロニカ(Salonica)の名で知られたギリシャ都市。テサロニキ・セサロニキとも表記する。ギリシア北部,エーゲ海のテルメ湾に臨む港市。

【「諸概念の迷宮」用語集】エウボイア島に残された「紀元前1200年のカタストロフ」からの復興の痕跡

「紀元前1200年のカタストロフ」からの復興過程では、ギリシャにおいてクレタ島に次いで大きな島であるエウボイア島にあったカルキス(ハルキダ)もまた重要な交易拠点として機能したのです。アテナイ側の勝利に終わったマラトンの戦い(紀元前490年)における…

【「諸概念の迷宮」用語集】古代キレネの興亡

「ポカイア人商圏」同様、歴史的言及から黙殺されているのがクレタ島経由でギリシャ人が到達したアフリカ北岸のキュレナイカ地方の古代キレネ(Cirene、現在はリビアに無人の遺跡群を残すのみのシャッハト近郊)です。

【「諸概念の迷宮」用語集】都市国家コリントの興亡

紀元前地中海における商圏の争奪戦をまとめてみます。 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f4/AntikeGriechen1.jpg/1024px-AntikeGriechen1.jpg ①「紀元前1200年のカタストロフ」の結果、オリエント世界から大国の影響力が消失するとフ…

【「諸概念の迷宮」用語集】世界市民主義(CosmopolitanIism)

全世界の人々を自分の同胞ととらえる思想。世界市民主義・世界主義とも。これに賛同する人々をコスモポリタン(訳語は地球市民)と呼び、その起源を遡るとアレキサンダー大王の東征(紀元前334年~紀元前324年)とそれに続いたディアドコイ戦争(後継者戦争, 紀…

【「諸概念の迷宮」用語集】「ポカイア人の興亡」

ヘロドトスが「最初の航洋ギリシャ人」と評したギリシャ人集団。紀元前7世紀以降リュディアやアケメネス朝ペルシャの影響が強まったアナトリア半島沿岸から逃れてアドリア海沿岸部を伝い、エレアを中心とするイタリア半島南部、コルシカ島アレリア、マッサリ…

【「諸概念の迷宮」用語集】「鈍いアイオリス人国家」テーバイの興亡

ギリシャ人の源流となった三大集団の一つアイオリス人の建設した都市国家の代表格。 一般にアイオリス人はドナウ川流域からキエフでドヴィナ川からドニエプル川へ乗り継ぐルートで黒海沿岸に移住し、ギリシャのテッサリア中部やボイオティア地方やレスボス島…

【「諸概念の迷宮」用語集】「都市国家アテナイの興亡」

通史として一般に広まってるのはこんな感じ。 紀元前7世紀以降、アナトリア半島(トルコ)沿岸部のギリシャ人植民地はシロ・ヒッタイト諸国末裔のリュディア王国(古希Λυδία、英Lydia=リディア, 紀元前7世紀~紀元前547年)や、その所領を併合したアケメネス朝…

【英国史を振り回した外国人妖姫列伝】マティルダ皇后(Empress Matilda、 1102年〜1167年)

マティルダ皇后(Empress Matilda、 1102年〜1167年) イングランド王ヘンリー1世とその王妃たるスコットランド王マルカム3世の娘マティルダとの間に生まれた王女。 ここでまさかのスコットランド王マクベス(在位1040年~1057年)乱入…そういえばこの人もしっ…

【英国史を振り回した外国人妖姫列伝】エマ・オブ・ノーマンディー(Emma of Normandy、 985年頃〜1052年)

ノルマンディー公リシャール1世の娘エンマ(Emma of Normandy、 985年頃〜1052年) 「ノルマンの宝石」と呼ばれるほどの美女で、イングランド王エゼルレッド2世(在位978年〜1013年,1014年〜1016年)の未亡人として北海三国王クヌート大王(イングランド王10…

【「諸概念の迷宮」用語集】12世紀ルネサンスと14世紀ルネサンスを結ぶコルドバとトレド

イベリア半島のアンダルシア地方の中心を流れるのはこの川… グアダルキビール川(Guadalquivir) - Wikipedia スペイン・アンダルシア州を流れる河川。全長は657kmであり、イベリア半島では5番目、アンダルシア州のみを流れる河川としては最長である。流域面積…

【「諸概念の迷宮」用語集】「紀元前1200年のカタストロフ」以降のオリエント世界

研究が進めば進むほど「紀元前1200年のカタストロフ」とは何か分からなくなっていく悪循環。とにかくそれまでオリエント貿易を独占してきたウガリットやカデシュの様な交易都市が灰塵に帰して再建されず、ミケーネ文明やヒッタイトが滅び、エジプト王朝が衰…

【「諸概念の迷宮」用語集】「紀元前1200年のカタストロフ」以前のオリエント世界

なんと「ハルマゲドン」概念の起源はこの時代にまで遡るのです。

【「諸概念の迷宮」用語集】「フェニキア商人の地中海商圏」全域で見られた「バール(Baa=男主人)/バーラト(Baalat=女主人)神話/儀礼」

当時オリエント世界で一般に見られた「バール(Baa=男主人)/バーラト(Baalat=女主人)神話/儀礼」の世界は大体こんな感じでした。

【「諸概念の迷宮」用語集】共和制ローマから帝政ローマへ

「フェニキア人(とギリシャ人)との対決なしに地中海覇者としての帝政ローマなし」なのですが、その結果が古代ローマ人に幸福をもたらしたかというと、必ずしもそうではない様なのです。 第一次ポエニ戦争(紀元前264年~紀元前241年)の結果 ローマは初めてイ…

【「諸概念の迷宮」用語集】フェニキア商人が始めたイベリア半島の古代史

極めて複雑な歴史を有するイベリア半島… その出発点はやはり「フェニキア商人が構築した地中海文化圏」だったのです。

【「諸概念の迷宮」用語集】「統治の正統性確保に悩んだ」イルハン朝

イルハン朝(ペルシア語 : ايلخانيان Īlkhāniyān、英語:Ilkhanate, 1256年/1258年 - 1335年/1353年) - Wikipedia 現在のイランを中心に、アムダリヤ川からイラク、アナトリア東部までを支配したモンゴル帝国を構成する地方政権。首都はタブリーズ。

【「諸概念の迷宮」用語集】ユーラシア大陸全域に影響を与えた「フェニキア人の地中海商圏」について。

世界史について語る以上、一時期地中海沿岸商圏の全てを手中に納め、その文化が黒海沿岸経由で中央アジアにまで及んだフェニキア商人について触れざるを得ません。

【「諸概念の迷宮」用語集】「地中海の係争地」サルデーニャ島

サルデーニャ/サルディーニャ/サルディニア(Sardegna)は、イタリア半島西方、コルシカ島の南の地中海に位置するイタリア領の島。地中海ではシチリア島に次いで2番目に大きな島である。

【「諸概念の迷宮」用語集】アラム人が建設したダマスクスの栄光

シリアの中心都市で古代のアラム人の交易都市として始まり、イスラーム勢力支配後はウマイヤ朝首都となる。その後マムルーク朝、オスマン帝国の支配などを経て、現在はシリアの首都。 地中海から約80km内陸に位置し、アンチレバノン山脈で海からさえぎられて…

【「諸概念の迷宮」用語集】「東西ヨーロッパの要」クレタ島の歴史

クレタ島の歴史 - Wikipedia 東地中海に位置し、エーゲ海と他の海域を隔てている島である。島は面積8,336平方キロメートル、東西260キロメートル、南北は最も長い場所で60キロメートル、東地中海の島としてはキュプロス島に次ぐ大きさを持つ。 少なくとも新…