「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【「諸概念の迷宮」用語集】「旧約聖書に登場する街」ハダトの興亡

「旧約聖書に登場する街」… ハマー(ハマ、Hama、アラビア語: حماة、「要塞」の意) シリア(シリア・アラブ共和国)西部のオロンテス川中流にある都市で、ハマー県の県都である。人口は410,000人を数え、ダマスカス、アレッポ、ホムス、ラタキアに次ぐシリ…

【「諸概念の迷宮」用語集】「旧約聖書に登場する街」アルパドの興亡

「旧約聖書に登場する街」… アルパド(アルパデ、Arpad) 古代シリア北部にあった都市国家。現在はアレッポの北30kmにある遺跡テル・リファート(Tell Rif'at)となっている。この遺跡ではチェコスロバキアおよびイギリスの考古学者による発掘調査が行われた…

【「諸概念の迷宮」用語集】「ステップ地帯とメソポタミア古代都市の接点」テルカの興亡

大学時代(1980年代)、台湾からの留学生に「ある日突然、日本が滅びたらどう思う?」と尋ねたら「嬉しい。だって我々台湾人が日本文化の継承者として急浮上する事になる訳だから」と答えられた事があります。衰退期にあったバビロン第一王朝(紀元前1900年頃~…

【「諸概念の迷宮」用語集】「風神の都」エシュヌンナの興亡

それまで「アモリ人はシュメール文化に完全に帰依した」と思ってたら、実は信仰のある側面だけは絶対に譲らなかったんですね。 エシュヌンナ(Eshnunna) アムル 人王朝が乱立したイシン・ラルサ時代(紀元前2004年頃~紀元前1750年頃)には大国の一つとして…

【「諸概念の迷宮」用語集】カナン人とは一体何者だったのか?

旧約聖書におけるカナン人についての記述については、まさにそれを編纂する動機となった「バビロン捕囚(紀元前586年~紀元前538年)」のあったオリエント4分割時代(紀元前612年~紀元前550年)からアケメネス朝ペルシャ時代(紀元前550年~紀元前330年)の認識以上…

【「諸概念の迷宮」用語集】「古代中継交易拠点」マリの興亡

それにつけても、古代メソポタミア都市国家における宗教と経済の重なり具合って本当に日本の門前町みたいですね。 これぞカール・ポランニーいうところの「経済も宗教も社会システムに埋め込まれてる状態」なんですかね?

【「諸概念の迷宮」用語集】「ヒッタイトの商業都市」カルケミシュの興亡

「紀元前1200年のカタストロフ」を生き延びたヒッタイト地方都市…

【「諸概念の迷宮」用語集】古代交易都市エマルの興亡

エマル(Emar) シリア北東部のユーフラテス川中流にある古代の都市国家。アレッポとラッカの中間、南へ流れるユーフラテス川が東へ向きを変えるあたりの南岸にあるテル・メスケネ(Tell Meskene)の遺跡が古代のエマルだとされている。高台にある遺跡の範囲…

【「諸概念の迷宮」用語集】「シリアの交易都市」カトナの興亡

遺跡に残された宮殿の建築様式にマリやアララハといったシュメール=アモリ人王朝のそれと共通点が見出せるそうです。 カトナ(カトゥナ、Qatna、アラビア語:قطنا、現在のアル=マシュラファ al-Mashrafah المشرفة) シリアにある古代の都市国家の遺跡。ホ…

【「諸か概念の迷宮」用語集】「世界史初の天下分け目の戦い」カデシュの戦い(紀元前1286年頃)

カデシュ(Qadesh、Kadesh) 古代のシリアにあった都市。オロンテス川に面していた。現在のシリア西部の大都市ホムスから24km南西にあるテル・ネビ・メンド(Tell Nebi Mend)という遺跡がカデシュの跡とされる。 エジプト第18王朝のファラオ・トトメス3世の…

【「諸か概念の迷宮」用語集】「ハルマゲドンの語源」メギドの戦い(紀元前1457年)

「戦車部隊」をまともに運用出来たのはエジプトとヒッタイトくらいだった? 一応ミタンニ軍も戦車を装備していた記録がありますが「量産してメンテナンスを続けるシステム」は、相応の工業大国でないと維持出来ないのです… メギドの戦い(紀元前1457年):古代…

【「諸概念の迷宮」用語集】「フェニキア人発祥の地」ビブロスの興亡

ウガリット同様、その繁栄がエジプト新王国時代(紀元前1570年頃~紀元前1070年頃)はおろかヒクソス時代(紀元前17世紀~紀元前16世紀)より遡る古代交易都市。

【「諸概念の迷宮」用語集】「青銅器時代の古代交易都市」ウガリットの興亡

一般に東方セム系集団(アッカド人、南部バビロニア人、北部アッシリア人)でなく北西セム系集団(カナン諸族、ウガリット人、アラム人)が建てた国といわれてます。 ウガリット(ウガリット語: 𐎜𐎂𐎗𐎚 ugrt [ugaritu]、英: Ugarit) 地中海東岸、現在のシリア…

【「諸概念の迷宮」用語集】アッシリアの興亡

初めてシュメールを統一したアッカド帝国(紀元前2334年~紀元前2154年)も、シュメール人が建てた後継のウル第3王朝(紀元前2112年~2004年)も滅ぶとアモル人王朝が乱立したイシン・ラルサ時代(紀元前2004年頃~紀元前1750年頃)となり、北部アッシリアと南部バビ…

【「諸概念の迷宮」用語集】青銅時代の古代都市アララハ と鉄器時代の港湾都市アル・ミナ

アムル人王朝が乱立したイシン・ラルサ時代(紀元前2004年頃~紀元前1750年頃)にアムル人が建設したかシュメール人より乗っ取った古代都市。ヒッタイトによって紀元前17世紀終盤に一旦滅ぼされ、1世紀後に再建されるも紀元前14世紀に改めて併合された。「紀元…

【「諸概念の迷宮」用語集】「古代ギリシャの中小都市国家」フォキスの興亡

古代中小国家の悲哀。それは大国と関連する断片的情報(しかも大国の記録上の都合を受け、極端に偏向した内容)しか後世に伝わらない事… ギリシア伝説で,ヘルメス神の子。アテナイ王エレクテウスの娘プロクリス(Prokris)の夫。ポキスの王子であったとも。 …

【「諸概念の迷宮」用語集】「シュメール人都市国家」エブラの興亡

紀元前3千年紀後半(およそ紀元前2400年~紀元前2240年)に最初の繁栄を迎えるもアッカド帝国によるシュメール統一事業の最中に一旦滅ぼされる。 後にアモリ人が再建するもヒッタイトに再度滅ぼされる(紀元前2000年頃再建。最盛期紀元前1850年頃~紀元前1650年/1…

【「諸概念の迷宮」用語集】カルディア人とは一体何者だったのか?

アモリ人、カッシート人に続く「バビロニア文明に完全帰依してしまった人々」。 何故かギリシャ人は彼らを「最初からのバビロニア先住民」と考えました。

【「諸概念の迷宮」用語集】カッシート人とは一体何者だったのか?

アモリ人に続く「バビロニア文明に完全帰依してしまった人々」。

【「諸概念の迷宮」用語集】エラム人とは一体何者だったのか?

インダス文明とメソポタミア文明の橋渡しをしたとされる民族。

【「諸概念の迷宮」用語集】ヒッタイトとは何だったのか?

ヒッタイト(Hittites, 紀元前16世紀~紀元前1180年) インド・ヨーロッパ語族のヒッタイト語を話し、紀元前15世紀頃アナトリア半島に王国を築いた民族、またはこの民族が建国したヒッタイト帝国(王国とも)を指す。なお、民族としてのヒッタイトは、ヒッタ…

【「諸概念の迷宮」用語集】ヒクソスがもたらした「戦車」、ヒッタイトがもたらした「車輪」

エジプトの戦車は、シリア・パレスチナ地方からやって来たヒクソス人によって伝えられ、すぐに主要兵器として使われるようになりました。 エジプトの戦車の特徴 2頭引きの2人乗り。4本(後に6本)スポークで小型の車輪が特徴。 軽量化されており、とにかくスピ…

【「諸概念の迷宮」用語集】アモリ人の興亡

お手本はシュメール人のこれ辺り。

【「諸概念の迷宮」用語集】カッパドキア(Cappadocia)は地名や集団名というよりある種の概念?

カッパドキア(Cappadocia)は地名や集団名というよりある種の概念? カッパドキアのカルスト状の山

【「諸概念の迷宮」用語集】「中央アジアの十字路」としてのソグディアナ

どうしてこんな国が成立したのでしょう?

【「諸概念の迷宮」用語集】マウリア朝が「1周目」クシャーン朝が「2周目」?

マウリヤ朝とクシャーナ朝はどちらも仏教保護の文脈で語られる事が多いので混同されがちですが、同じインド史上の王朝であっても違いがかなりあるのです。

【「諸概念の迷宮」用語集】「古代エジプト王朝におけるドーリア人商圏の交易拠点」ナウクラティス

ナウクラティス(希Ναύκρατις)は、古代エジプトのナイル川デルタの西端にあった都市で、河口および後のアレクサンドリアから南東に72kmほどの位置にあった。 古代ギリシアのエジプトにおける初期の植民都市であり、ギリシアとエジプトの美術・文化交流にと…

【「諸か概念の迷宮」用語集】ヌビアは「黒人文明発祥の地」?

スーダン スーダンの語源は,古代エジプト人が「黒人の国」と呼んだことに由来する。古代ギリシアではスーダンのことを「太陽が昇り,また沈む国」と呼び,「スーダンに住む人々は,太陽の恵で肌が黒くなった。」という言い伝えがあったという。 ちなみに,…

【「諸概念の迷宮」用語集】「バビロニアに居残り続けるユダヤ人」の謎?

「最初の殉教者」ステファノ(?~35年/36年頃没)に至る話…

【「諸概念の迷宮」用語集】エルサレムのユダヤ人

「最初の殉教者」ステファノ(?~35年/36年頃没)に至る話…