「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

【「諸概念の迷宮」用語集】中国神仙思想の起源と、その「欧米への伝播」

出発点は老荘思想における「神仙境」のイメージの起源。 前漢代(紀元前206年〜紀元後8年)の始元6年(紀元前81年)に当時の朝廷で繰り広げられた「塩鉄会議(塩や鉄の専売制などを巡る討論会)」を後日、桓寛が60篇の書物にまとめた「塩鉄論」においては中…

【「諸概念の迷宮」用語集】日本史における「青銅器時代の金属材料調達問題」について。

実は日本の青銅時代(すなわち銅鏡, 銅鐸, 銅矛, 銅戈, 銅剣, 銅釧(どうくしろ)などが祭祀の道具や在地有力者の威信材として有用活用されていた紀元前1世紀~紀元後2世紀)の研究も同じ問題を抱えており、とりあえず最初期には青銅のインゴットそのものを輸入…

【「諸概念の迷宮」用語集】オリエント史における「青銅器時代の金属材料調達問題」について。

無論今日なお「紀元前1200年のカタストロフ」が実際にどうして起こったかまでは不明のままですが、どうしてそういう展開になったか推測する材料自体は充実しつつある気がしています。

【「諸概念の迷宮」用語集】米国の「東海岸」「西海岸」「その他」

その是非はともかくアメリカ文化史はその文化的枠組み上「東海岸文化と西海岸文化のFusion」を重視するのです。

【「諸概念の迷宮」用語集】ニューロマ(The New Romantic movement )とパンク(The Punk movement )

とりあえずこれも自分の音楽観を巡る主観的時間の積み重ね方を確認する旅の一つ。例えばこれまで、以下の様な分類をあまり意識してこなかったのですが…

【「諸概念の迷宮」用語集】欧州中世における「ロマネスク時代(10世紀~12世紀)」について。

ロマネスク時代(Romanesque Age, 10世紀~12世紀) 当時の時代的キーワードは「多様性の統一」だったとも。歴史の表舞台に「ノルマン人」が現れ、そして消えていった 時期。欧州建築史上のロマネスク運動はアストゥリアス地方やイングランドに発祥し(ノルマン…

【「諸概念の迷宮」用語集】欧州中世における「建築史上の暗黒時代(8世紀~10世紀)」について。

建築史上の暗黒時代(The Dark Age of Architectural History, 8世紀~10世紀) 欧州の伝統的中世区分では、ほぼ(古代末期を除去した)中世前期に該当。当時の欧州文化圏は木造建築中心で後世に代表的建築物が残されず、かつ利用可能な文字史料も限られる為当時…

【「諸概念の迷宮」用語集】「ノルマン・コンクエスト」とは一体何だったのか?

案外日本の百科事典には統括的説明がなかったりします。

【「諸概念の迷宮」用語集】「封建時代」とは一体何だったのか?

特定の誰かの自由のみを無制限に尊重し続ける体制は、それ以外の人間に一切の自由を認めない専制体制に成り果てる。 ここで述べた「究極の自由主義は専制の徹底によってのみ達成される」ジレンマは、体制史上何よりもまず最初に中世的な「領主が領民と領土を…

【「諸概念の迷宮」用語集】「イオニア人植民市」クラゾメナイの興亡

元来はドーリア人が建設した都市だった? クラゾメナイ(古希: Κλαζομεναί) イオニア同盟の一員だったイオニアの古代ギリシア都市。アナトリア半島の西海岸、現在のウルラ (Urla) にあたり、イズミル湾の南岸、イズミルの西方20マイルほどのところに位置し…

【「諸概念の迷宮」用語集】「イオニア人植民市」テオスの興亡

ミニュエス人の建てた都市? テオス(古希: Τέως、Teos)ないしはテオ(Teo) イオニア地方沿岸部のキュトリウム (Chytrium) とミョネスス (Myonnesus) というふたつの半島の間に位置していた古代ギリシアの都市。

【「諸概念の迷宮」用語集】「イオニア人植民市」ヒオス島の興亡

詩人ホメロスの出身地。 ヒオス島(希: Χίος / Khíos) エーゲ海東部に位置するギリシャ領の島。中心都市はヒオス。キオス島とも表記される。トルコ語ではサクズ島(Sakız Adası)と呼ばれる。

【「諸概念の迷宮」用語集】「ドーリア人植民市」ファセリスの興亡

今日ではトルコ人のハイキング・ルート? ファセリス(Phaselis/Φασηλίς) アナトリア半島(小アジア)にあった古代都市。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの南東約60キロメートル、地中海沿いに位置する。

【「諸概念の迷宮」用語集】「ドーリア人植民市」ロドス島の興亡

アナトリア半島からクレタ島経由でアフリカ北岸に接続する交易路に深く関連? ロドス島(希: Ρόδος, Ródos, 英:Rhodes) エーゲ海南部のアナトリア半島沿岸部に位置するギリシャ領の島。ドデカネス諸島に属し、ギリシャ共和国で4番目に大きな面積を持つ。ロ…

【「諸概念の迷宮」用語集】「ドーリア人植民市」クニドスの興亡

吃驚するほど淡々としてる… クニドス(希: Κνίδος, Knidos, 英: Cnidus) アナトリア半島にあった古代ギリシアの都市で、ドーリア人のヘクサポリス(6都市連合、Doric hexapolis)の1つ。場所は、現在のトルコの、 ギョコヴァ湾(Gökova)に面したダッチャ半…

【「諸概念の迷宮」用語集】「ドーリア人植民市」ハリカルナッソスの興亡

ヘロドトス関係で名前だけは良く聞く古代都市国家。 ハリカルナッソス(古希: Ἁλικαρνᾱσσός、Halikarnassos, 英: Halikarnassus) アナトリア半島(小アジア)のカリアの南西海岸にあった古代ギリシア都市。現在のトルコのボドルムにあたる。歴史家ヘロドト…

【「諸概念の迷宮」用語集】神話時代と有史時代の狭間を漂う都市国家ウルクの歴史

まさしく古代メソポタミア文明の有史時代とそれ以前の狭間… ウルク(Uruk) メソポタミアにかつて存在した古代都市。現在のイラク領ムサンナー県のサマーワ市からおよそ30キロメートル東にある。 シュメールおよびバビロニアにおける有力都市であり、この地…

【「諸概念の迷宮」用語集】中アッシリア王国から新アッシリア王国へ

アッシリアの国際的軍事強国への推移は既に中アッシリア王国時代に見られる現象なのですが、アラム人の侵略とその克服という前段階を必要としたのです。 ここで忘れてはならないのが「ヒクソスのエジプト支配」にも「紀元前1200年のカタストロフ」において「…

【「諸概念の迷宮」用語集】「新アッシリア帝国」の興亡

アッシリアは常備軍を備えて以降国際的軍事強国となり、その一方で常備軍維持の為に略奪遠征を繰り返さざるを得なくなり、最終的に周囲に(財産を奪える富裕な)強敵がいなくなった時点で自壊します。 この時代のアッシリアはしばしば「新アッシリア帝国」と…

【「諸概念の迷宮」用語集】「旧約聖書に登場する街」ハダトの興亡

「旧約聖書に登場する街」… ハマー(ハマ、Hama、アラビア語: حماة、「要塞」の意) シリア(シリア・アラブ共和国)西部のオロンテス川中流にある都市で、ハマー県の県都である。人口は410,000人を数え、ダマスカス、アレッポ、ホムス、ラタキアに次ぐシリ…

【「諸概念の迷宮」用語集】「旧約聖書に登場する街」アルパドの興亡

「旧約聖書に登場する街」… アルパド(アルパデ、Arpad) 古代シリア北部にあった都市国家。現在はアレッポの北30kmにある遺跡テル・リファート(Tell Rif'at)となっている。この遺跡ではチェコスロバキアおよびイギリスの考古学者による発掘調査が行われた…

【「諸概念の迷宮」用語集】「ステップ地帯とメソポタミア古代都市の接点」テルカの興亡

大学時代(1980年代)、台湾からの留学生に「ある日突然、日本が滅びたらどう思う?」と尋ねたら「嬉しい。だって我々台湾人が日本文化の継承者として急浮上する事になる訳だから」と答えられた事があります。衰退期にあったバビロン第一王朝(紀元前1900年頃~…

【「諸概念の迷宮」用語集】「風神の都」エシュヌンナの興亡

それまで「アモリ人はシュメール文化に完全に帰依した」と思ってたら、実は信仰のある側面だけは絶対に譲らなかったんですね。 エシュヌンナ(Eshnunna) アムル 人王朝が乱立したイシン・ラルサ時代(紀元前2004年頃~紀元前1750年頃)には大国の一つとして…

【「諸概念の迷宮」用語集】カナン人とは一体何者だったのか?

旧約聖書におけるカナン人についての記述については、まさにそれを編纂する動機となった「バビロン捕囚(紀元前586年~紀元前538年)」のあったオリエント4分割時代(紀元前612年~紀元前550年)からアケメネス朝ペルシャ時代(紀元前550年~紀元前330年)の認識以上…

【「諸概念の迷宮」用語集】「古代中継交易拠点」マリの興亡

それにつけても、古代メソポタミア都市国家における宗教と経済の重なり具合って本当に日本の門前町みたいですね。 これぞカール・ポランニーいうところの「経済も宗教も社会システムに埋め込まれてる状態」なんですかね?

【「諸概念の迷宮」用語集】「ヒッタイトの商業都市」カルケミシュの興亡

「紀元前1200年のカタストロフ」を生き延びたヒッタイト地方都市…

【「諸概念の迷宮」用語集】古代交易都市エマルの興亡

エマル(Emar) シリア北東部のユーフラテス川中流にある古代の都市国家。アレッポとラッカの中間、南へ流れるユーフラテス川が東へ向きを変えるあたりの南岸にあるテル・メスケネ(Tell Meskene)の遺跡が古代のエマルだとされている。高台にある遺跡の範囲…

【「諸概念の迷宮」用語集】「シリアの交易都市」カトナの興亡

遺跡に残された宮殿の建築様式にマリやアララハといったシュメール=アモリ人王朝のそれと共通点が見出せるそうです。 カトナ(カトゥナ、Qatna、アラビア語:قطنا、現在のアル=マシュラファ al-Mashrafah المشرفة) シリアにある古代の都市国家の遺跡。ホ…

【「諸か概念の迷宮」用語集】「世界史初の天下分け目の戦い」カデシュの戦い(紀元前1286年頃)

カデシュ(Qadesh、Kadesh) 古代のシリアにあった都市。オロンテス川に面していた。現在のシリア西部の大都市ホムスから24km南西にあるテル・ネビ・メンド(Tell Nebi Mend)という遺跡がカデシュの跡とされる。 エジプト第18王朝のファラオ・トトメス3世の…

【「諸か概念の迷宮」用語集】「ハルマゲドンの語源」メギドの戦い(紀元前1457年)

「戦車部隊」をまともに運用出来たのはエジプトとヒッタイトくらいだった? 一応ミタンニ軍も戦車を装備していた記録がありますが「量産してメンテナンスを続けるシステム」は、相応の工業大国でないと維持出来ないのです… メギドの戦い(紀元前1457年):古代…