「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

2020-07-24から1日間の記事一覧

【「諸概念の迷宮」用語集】「風神の都」エシュヌンナの興亡

それまで「アモリ人はシュメール文化に完全に帰依した」と思ってたら、実は信仰のある側面だけは絶対に譲らなかったんですね。 エシュヌンナ(Eshnunna) アムル 人王朝が乱立したイシン・ラルサ時代(紀元前2004年頃~紀元前1750年頃)には大国の一つとして…

【「諸概念の迷宮」用語集】カナン人とは一体何者だったのか?

旧約聖書におけるカナン人についての記述については、まさにそれを編纂する動機となった「バビロン捕囚(紀元前586年~紀元前538年)」のあったオリエント4分割時代(紀元前612年~紀元前550年)からアケメネス朝ペルシャ時代(紀元前550年~紀元前330年)の認識以上…

【「諸概念の迷宮」用語集】「古代中継交易拠点」マリの興亡

それにつけても、古代メソポタミア都市国家における宗教と経済の重なり具合って本当に日本の門前町みたいですね。 これぞカール・ポランニーいうところの「経済も宗教も社会システムに埋め込まれてる状態」なんですかね?

【「諸概念の迷宮」用語集】「ヒッタイトの商業都市」カルケミシュの興亡

「紀元前1200年のカタストロフ」を生き延びたヒッタイト地方都市…

【「諸概念の迷宮」用語集】古代交易都市エマルの興亡

エマル(Emar) シリア北東部のユーフラテス川中流にある古代の都市国家。アレッポとラッカの中間、南へ流れるユーフラテス川が東へ向きを変えるあたりの南岸にあるテル・メスケネ(Tell Meskene)の遺跡が古代のエマルだとされている。高台にある遺跡の範囲…

【「諸概念の迷宮」用語集】「シリアの交易都市」カトナの興亡

遺跡に残された宮殿の建築様式にマリやアララハといったシュメール=アモリ人王朝のそれと共通点が見出せるそうです。 カトナ(カトゥナ、Qatna、アラビア語:قطنا、現在のアル=マシュラファ al-Mashrafah المشرفة) シリアにある古代の都市国家の遺跡。ホ…

【「諸か概念の迷宮」用語集】「世界史初の天下分け目の戦い」カデシュの戦い(紀元前1286年頃)

カデシュ(Qadesh、Kadesh) 古代のシリアにあった都市。オロンテス川に面していた。現在のシリア西部の大都市ホムスから24km南西にあるテル・ネビ・メンド(Tell Nebi Mend)という遺跡がカデシュの跡とされる。 エジプト第18王朝のファラオ・トトメス3世の…

【「諸か概念の迷宮」用語集】「ハルマゲドンの語源」メギドの戦い(紀元前1457年)

「戦車部隊」をまともに運用出来たのはエジプトとヒッタイトくらいだった? 一応ミタンニ軍も戦車を装備していた記録がありますが「量産してメンテナンスを続けるシステム」は、相応の工業大国でないと維持出来ないのです… メギドの戦い(紀元前1457年):古代…

【「諸概念の迷宮」用語集】「フェニキア人発祥の地」ビブロスの興亡

ウガリット同様、その繁栄がエジプト新王国時代(紀元前1570年頃~紀元前1070年頃)はおろかヒクソス時代(紀元前17世紀~紀元前16世紀)より遡る古代交易都市。