「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

【「諸概念の迷宮」用語集】「ルネサンス期イタリア五大国」ローマ教皇国

コンスタンティノープル陥落1453年)によって東ローマ帝国が滅んだ際、ローディの和伊Pace di Lodi、1454年)を締結したルネサンス期イタリア五大国の内訳…

ローディの和―中世イタリアに40年和平をもたらした5ヵ国同盟

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ローマ教皇国(羅Status Pontificius, 伊Stato Pontificio) - Wikipedia

476年480年)に西ローマ帝国が滅亡した時点では存在すらしていなかったが、古代末期から中世初期にかけて次第に東ゴート王国、それを滅ぼした東ローマ帝国ラヴェンナ総督府Exarchate of Ravenna)、ついで6世紀にイタリアに侵入して東ローマ領を侵食したランゴバルド人のランゴバルド王国などの遺領が「ローマ教皇」と目されていく。

ラヴェンナ総督府

ユリウス2世1503年〜1513年)の時代以降、フランスやスペイン、オーストリアの圧力を受けながらも、教皇領は国家としての機能を持つようになり17世紀教皇領は最大となったが三十年戦争1618年〜1648年)で神聖ローマ帝国が敗れると、ヴェストファーレン体制1648年〜1789年)下でヨーロッパの小邦にも主権が認められるようになり教皇権力の衰微が始まる。