「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

【用語集】「当事者としての女性の自由と主体性の在り方」について。

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2010年代国際SNS上の関心空間に匿名で集った女性アカウントは「ホットパンツの上からばさぁっとBig T-shutsを羽織って男の人をはいてない?」とかドギマギさせるのが好き」とか「体を実際に売るのは嫌だけど、場末のバーでやさぐれて半裸状態でポールダンスを踊るのとかは一度くらい試みてみたい」とか断言する一方で(誰かが未想定のタイミングで女性の下着を盗み見る)パンチラを絶対に許しませんでした。

ちなみに男性はどんなタイミングで下着を見られても、いやそれどころか何もはいてない場合すら動じないものと規定されているっぽい。それはそれで「多様性の否定」なのでは?

 彼女らは「旅のロボからRobot on the Road,2015年)」も鑑賞した上で、この作品のアニメーターが「君の名は」でパンチラ画像を描いたと気付いて「あの人だったら仕方がない」「押印signatureみたいなもんだ」と勝手に納得し許していた。気付いたのが数人でも、その認識がたちまち数万人に共有されるのがSNSの世界なのである。


要するにあくまで全ては当事者としての女性の自由と主体性の在り方の問題。「見せる側と見る側には愛があるが、見られる側と見せられる側には憎悪がある」なる世界観。もちろん私は女性ではないので全て憶測に過ぎませんが、国際SNS上の関心空間においてこの種のルールがちゃんと頭に入ってない人間は次々と淘汰されていきました。それこそ彼女らが鯉口を切って警告しても気付かない様な鈍感人間は、次の瞬間の数千人単位の襲来で「スパアン」と…
*「スパアン」…意外と当事者は嬉しそうに消えていった(やらかすのが大抵「構ってちゃん」だったせいもある)。当然、それまで相応に彼女らに自然に受容されてるほど英語やスペイン語(あるいはポルトガル語)のネイティブでないと、突然裏切ってこれを食らう事すら出来ない。ちなみに「(人気ある動物キャラを次々と餌食にする)ホモケモナー」とかは絡んできた途端、無条件駆逐対象となる。とはいえ彼女らが本当に本気で結集するのは「ハリーポッターの芝居でハーマイオニーにキャスティンされた女優が黒人だった事に文句をつける輩が現れた」とか、そういう大事件が起こった時に限られるのである。そういう時は絵描きやアジテーターが先陣を切って投稿を開始し、残りはひたすら回覧数アップに努める体制が自然に素早く編成される。「自称リベラル」とか「親世代や教会の代弁者」の大襲来を幾度も受けて鍛えられているので、こういう時に迷いはない。

海外でも要するにこれ…ところでこの国際SNS上の関心空間においては「男性にも生得的権利が…」みたいな問題は生じません。「数が全て」と承知してるからこそ女子アカウントは(あえて衝突を押さえ込んで)相応の規模で群れてる訳だし、自分達に同様の努力が不可能と知ってるからこそ男子アカウントはそれにぶら下がって回覧数を稼ぐ道を敢えて選んだ訳ですし。
*まぁこれは「男尊女卑こそ黒人社会が守るべき伝統」と主張する公民権運動残党(黒人だけでなく、文化的多元主義的立場から彼らに同調する白人リベラル層も含む)から黒人女性を守る為の措置でもあったりする。それにつけても「猫やユダヤ教徒や同性愛者に同情する貴様らは悪魔に魅入られている」と説教に来たプロテスタント系宣教師アカウントの末路は悲惨だった。銃規制反対派の中道右派アカウントまで「こんな奴、別に生かしておく必要はないよなぁ!!」と豪語して参入。最終的には百万人単位のアカウント動員となった。とりあえず「猫の悪口を吹聴する」のが最大のタブーである事が改めて確認された次第…