詩人ホメロスの出身地。
ヒオス島(希: Χίος / Khíos)
続きを読むエーゲ海東部に位置するギリシャ領の島。中心都市はヒオス。キオス島とも表記される。トルコ語ではサクズ島(Sakız Adası)と呼ばれる。
まさしく古代メソポタミア文明の有史時代とそれ以前の狭間…
ウルク(Uruk)
続きを読むメソポタミアにかつて存在した古代都市。現在のイラク領ムサンナー県のサマーワ市からおよそ30キロメートル東にある。
- シュメールおよびバビロニアにおける有力都市であり、この地方における最大級の遺跡の1つである。元来はユーフラテス川の流路の南西に位置していたが、この古代の流路は現在では干上がっており、今のワルカ遺跡はユーフラテス川の北東にある。これは、歴史上のある時期にユーフラテス川の流路が移動したことによるものであり、この流路変更がウルクの衰退の一因であったかもしれない。
- ウルク期の標式遺跡。紀元前4千年紀、シュメールでは都市化が進んだが、その際に指導的役割を果たした。
- 最盛期の紀元前2900年頃には、6平方キロメートルの広さの市壁内に50,000~80,000人が住み、当時において世界最大の都市であった。
- シュメール王名表(シュメール王朝表)から得られる編年に従えば、伝説的な王ギルガメシュは紀元前27世紀にウルクを支配した。
- 紀元前2000年頃のバビロニアとエラムの戦争によりその重要性を喪失。
セレウコス朝(紀元前312年~紀元前63年)およびパルティア(紀元前227年~紀元後224年)の時代を経てイスラームのメソポタミア征服(西暦633年~638年)直前まで人が居住し続けていた。