「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

2022-02-21から1日間の記事一覧

【用語集】「ヒッピー型思考」③そのイデオロギーと実際に残した足跡について。

これは以下の投稿の続きです。 まず表面化したのはJ・D・サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye、1951年)」やジョン・アップダイク「A&P(1963年)」といった「東海岸の閉鎖性を告発する文学」でした。 465夜『ライ麦畑でつかまえて』J.…

【用語集】「ヒッピー型思考」②「ヒッピーが最初に登場した時代の風景」について。

この投稿は以下の投稿の続きです。 かかる「科学万能主義と家父長制の連合」に窒息しかけた若者が「(西洋のそれとは全く原理が異なる)東洋の謎めいた思想」に興味を持ったのも無理ない話でした。いうほど西洋思想と無縁でもなく、また彼らもそれほど真剣にそ…

【用語集】「ヒッピー型思考」①ヒッピー登場前夜の風景について。

そもそもアメリカは「移民の国」です。 ジョン・スタインベック「アメリカとアメリカ人(America and Americans,1966年)」 「アイルランド系が嫌われ者の役を引き受けてくれるまでドイツ系が自衛の為に寄り添っていた時代を忘れるな。そのアイルランド系もポ…