「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

【用語集】「壊れた父性」の表現について。

角川映画」の角川春樹、「(ダースベーダーとルークの関係が対応する)スターウォーズ」のジョージ・ルーカス監督、「(コナンと魔術師タルサドームの関係が対応する)コナン・ザ・グレート」の脚本家オリバー・ストーン、父親や家父長制といった概念に相当の屈託を抱えた人達でした。

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ここで興味深いのがダースベーダーの中の人(声の出演)も魔術師タルサドームも「安定した父性を感じさせる美声の持ち主J.R.ジョーンズが演じている事。それがすっかり「壊れた形」で顕現するおぞましさにおいて、この二作は共通するのです。

この辺りはフランシス・コッポラ監督映画「ゴッド・ファーザー(The Godfather,1972年)」において「マフィア世界に古き良きロマンとしてのみ存在する家父長をギリギリ感じさせる風格を備えた最後の男ビトー・コルレオーネを演じたマーロン・ブランドが、同じフランシス・コッポラ監督映画「地獄の黙示録(Apocalypse Now,1979年)」でカーツ大佐を演じた流れと重なってきます。

日本では高見広春の小説「バトル・ロワイアル(Battle Royale,1999年)」においては(武田哲也演じる)金八先生深作欣二監督映画版(2000年)においてはビートたけしが「死へのナビゲーター役」としてチョイスされた事と対応してくる様なんです?