「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【用語集】【段階的発展説】マックス・ウェーバー「鋼鉄の檻(Gehäuse)」

一般に「段階的発展説」に数えられませんが「脱ぎ捨ててきた殻の歴史=結果として残されてきた歴史」は理論上それと重なる筈なのです。

【用語集】「性欲そのもの」と向かい合うという事。

ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜(2013年~)」には「ダーティ・ペア設定」の流用が見られます。ほぼ40年を跨ぐ発想の継承…・ 霊が見える書店員と除霊師が心霊探偵コンビを組んで、除霊や連続殺人事件の謎を追うミステリー・ホラー漫画。 除霊の演出とし…

【用語集】「ジェーン・オスティン流フェミニズム」の基本パラダイム。

そういう考え方もあるかもと思っての試論。

【用語集】「実証主義的(反形而上学的)神秘主義」は何処からくるのか?

まずは確率論的にしかアプローチ出来ない(出目mのサイコロをn回振った結果としてしか定義不可能な)「適者生存過程そのもの」や「微笑変化の累積が全体構造の再定義につながる進化論的過程」なる諸概念をある種の極限、すなわち形而上学概念(Metaphysical Con…

【用語集】「国粋日本画」から「白樺派」へ。

欧州においてポルノグラフィ派がそれから逸脱する事で「表現の自由」を勝ち取った「(聖書や神話にかこつけたエロしか許さない)欧州の文化的仮面」。その毒を「白樺派」に先行する形で「日本画壇」が大日本帝国に輸入。

【用語集】「キャサリン・マッキノンのフェミニズム」の基本パラダイム。

「キャサリン・マッキノン(Catharine MacKinnon,1946年10月7日~)」は日本に1980年代以降導入された「セクシャル・ハラスメント」概念の提唱者。 その直前の1980年代前半には「ピーターパン・シンドローム」や「ウェンディー・ジレンマ」の話題が流行していま…

【用語集】「古典的自由主義流フェミニズム」の基本パラダイム。

ジョン・スチュアート・ミルは1865年にイギリスの有権者に対して女性参政権を政策のひとつとして打ち出し「女性の解放(The Subjection of Women=原題「女性の服従」、1869年)」ような女性の権利を訴える著作を発表。多数の男女がこの大義に賛同した。

【用語集】「マルクス主義流フェミニズム」の基本パラダイム

カール・マルクス「ドイツ・イデオロギー(1846年)」の再読中、マルクス主義フェミニズムの根幹となったであろう記述を見つけました。この著作の特徴は「私的所有と分業こそが利益再分配の不平等の大源流」と定義付けている事で、その一環として既に「夫によ…

【用語集】「バーバラ・ウォーカー流フェミニズム」の基本パラダイム。

ラッサールの歴史段階発展説では財産私有の歴史の第一段階は「政教一致の原資共産主義体制」とされ「教皇の領主化」などを経て政教分離が起こって第二段階「封建時代=領主が領土と領民を全人格的に代表する農本主義的権威体制」への推移が進みます。 その重…

【用語集】ラッサールの「財産私有制発展史観」とジョン・シチュワート・ミルの「古典的自由主義」の接点。

ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリの共著「哲学とは何か(Qu'est-ce que la philosophie? 1991年)」に「自己を定立する概念の創造過程は、これを超越的に剪定してはならない」とあります。 ある意味思弁領域における古典自由主義(Classical Liberalism)…

【歴史区分】「百獣の王」誕生から「古代帝政の興亡」へ

案外生物界における「百獣の王」誕生から「古代帝政の興亡」に至る歴史にはある種の連続性が見て取れる気がします。

【用語集】「無能な働き者」ジョン王(在位1199年~1216年)の華麗なる足跡

「シェークスピアの愛国史劇」ではこんな風に「味付け」されてたりもしてる人。 正統な王位継承者であるアーサーに代わってイングランド王になったジョンに対し、アーサーの母コンスタンスはフランス王に援助を求め、戦争になろうとする。しかし、ジョン王と…

【欧州歴史区分】欧州中世における「ゴシック時代(12世紀~16世紀)」について。

ゴシック時代は概ね前期(12世紀~13世紀)/中段期(14世紀)/後期(15世紀~16世紀)と分類される様です。あまりに長く漠然としてますね。

【用語集】シャルル=ダンジュー(Charles d'Anjou,1227年~1285年)の野望

12世紀欧州における台風の目玉が明らかにアリエノール・ダキテーヌ(Aliénor d'Aquitaine,1122年~1204年)だった様に… 13世紀欧州における台風の目玉は明らかにシャルル=ダンジュー(Charles d'Anjou,1227年~1285年)だったのです。