「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【「諸概念の迷宮」用語集】中国神仙思想の起源と、その「欧米への伝播」

出発点は老荘思想における「神仙境」のイメージの起源。 前漢代(紀元前206年〜紀元後8年)の始元6年(紀元前81年)に当時の朝廷で繰り広げられた「塩鉄会議(塩や鉄の専売制などを巡る討論会)」を後日、桓寛が60篇の書物にまとめた「塩鉄論」においては中…

【「諸概念の迷宮」用語集】日本史における「青銅器時代の金属材料調達問題」について。

実は日本の青銅時代(すなわち銅鏡, 銅鐸, 銅矛, 銅戈, 銅剣, 銅釧(どうくしろ)などが祭祀の道具や在地有力者の威信材として有用活用されていた紀元前1世紀~紀元後2世紀)の研究も同じ問題を抱えており、とりあえず最初期には青銅のインゴットそのものを輸入…

【「諸概念の迷宮」用語集】オリエント史における「青銅器時代の金属材料調達問題」について。

無論今日なお「紀元前1200年のカタストロフ」が実際にどうして起こったかまでは不明のままですが、どうしてそういう展開になったか推測する材料自体は充実しつつある気がしています。