「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

【「諸概念の迷宮」用語集】「ドーリア人植民市」ロドス島の興亡

アナトリア半島からクレタ島経由でアフリカ北岸に接続する交易路に深く関連?

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ロドス島希: Ρόδος, Ródos, 英:Rhodes

エーゲ海南部のアナトリア半島沿岸部に位置するギリシャ領の島。ドデカネス諸島に属し、ギリシャ共和国で4番目に大きな面積を持つ。ロードス島との表記も用いられる。

島で最大の都市であるロドスの街は、古代以来港湾都市として栄え、世界の七不思議の一つである「ロドス島の巨像」が存在したことでも知られる。また、その中世期の街並みは「ロドスの中世都市」の名で世界遺産に登録されている。

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【「諸概念の迷宮」用語集】「ドーリア人植民市」クニドスの興亡

吃驚するほど淡々としてる…

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クニドス希: Κνίδος, Knidos, 英: Cnidus

アナトリア半島にあった古代ギリシアの都市で、ドーリア人のヘクサポリス6都市連合、Doric hexapolis)の1つ。場所は、現在のトルコの、 ギョコヴァ湾(Gökova)に面したダッチャ半島Datça Peninsula)にあり、地元ではキールTekir)と呼ばれている。

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【「諸概念の迷宮」用語集】「ドーリア人植民市」ハリカルナッソスの興亡

ヘロドトス関係で名前だけは良く聞く古代都市国家

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ハリカルナッソス古希: Ἁλικαρνᾱσσός、Halikarnassos, 英: Halikarnassus

アナトリア半島小アジア)のカリアの南西海岸にあった古代ギリシア都市。現在のトルコのボドルムにあたる。歴史家ヘロドトスの生誕地。

海岸のすぐ近くに小さな島があり、1404年ロードス騎士団がその島にボドルム城聖ペテロ城)を建設。その後市街地の拡張による埋め立てなどで島と本土が繋がった。

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【「諸概念の迷宮」用語集】神話時代と有史時代の狭間を漂う都市国家ウルクの歴史

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まさしく古代メソポタミア文明の有史時代とそれ以前の狭間…

ウルクUruk

メソポタミアにかつて存在した古代都市。現在のイラク領ムサンナー県のサマーワ市からおよそ30キロメートル東にある。

  • シュメールおよびバビロニアにおける有力都市であり、この地方における最大級の遺跡の1つである。元来はユーフラテス川の流路の南西に位置していたが、この古代の流路は現在では干上がっており、今のワルカ遺跡はユーフラテス川の北東にある。これは、歴史上のある時期にユーフラテス川の流路が移動したことによるものであり、この流路変更がウルクの衰退の一因であったかもしれない。
  • ウルク期の標式遺跡。紀元前4千年紀、シュメールでは都市化が進んだが、その際に指導的役割を果たした。
  • 最盛期の紀元前2900年頃には、6平方キロメートルの広さの市壁内に50,000~80,000人が住み、当時において世界最大の都市であった。
  • シュメール王名表シュメール王朝表)から得られる編年に従えば、伝説的な王ギルガメシュ紀元前27世紀ウルクを支配した。
  • 紀元前2000年頃バビロニアエラムの戦争によりその重要性を喪失。

セレウコス朝紀元前312年~紀元前63年)およびパルティア紀元前227年~紀元後224年)の時代を経てイスラームメソポタミア征服(西暦633年~638年)直前まで人が居住し続けていた。

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【「諸概念の迷宮」用語集】中アッシリア王国から新アッシリア王国へ

アッシリアの国際的軍事強国への推移は既に中アッシリア王国時代に見られる現象なのですが、アラム人の侵略とその克服という前段階を必要としたのです。
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  • ここで忘れてはならないのが「ヒクソスのエジプト支配」にも「紀元前1200年のカタストロフ」において「海の民」側としても対抗側としても現れ、旧約聖書に登場するペリシテ人とも縁が深いと目される古来リヴィア人(エジプト以東のアフリカ北岸諸族)の存在。クレタ島経由でミノス/ミケーネ文明と繋がる一方、パレスティナのカナン諸族よりも人的供給を受けていた。

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【「諸概念の迷宮」用語集】「新アッシリア帝国」の興亡

アッシリア常備軍を備えて以降国際的軍事強国となり、その一方で常備軍維持の為に略奪遠征を繰り返さざるを得なくなり、最終的に周囲に(財産を奪える富裕な)強敵がいなくなった時点で自壊します。

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この時代のアッシリアはしばしば「アッシリア帝国」と呼ばれます。

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【「諸概念の迷宮」用語集】「旧約聖書に登場する街」ハダトの興亡

旧約聖書に登場する街」…

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ハマーハマ、Hamaアラビア語: حماة、「要塞」の意

シリアシリア・アラブ共和国)西部のオロンテス川中流にある都市で、ハマー県の県都である。人口は410,000人を数え、ダマスカス、アレッポホムス、ラタキアに次ぐシリア第5の都市になっている。

北のアレッポと南のダマスカスの間にあり、ホムスからは北に当たる。

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