「諸概念の迷宮(Things got frantic)」用語集

本編で頻繁に使うロジックと関連用語のまとめ。

【正多角形方程式情報倉庫】ピタゴラスの定理X^2+Y^2=1あるいはCos(θ)^2+Sin(θ)^2=1とは何か?

一般に「三平方の定理Three square theorem)」あるいは「ピタゴラスの定理Pythagorean theorem)」として知られるX^2+Y^2=Z^2の式、すなわち単位円Unit Circle、半径1の円弧)上ではx^2+y^2=1、 単位球面Unit Circle、半径1の円弧)上ではx^2+y^2+z^2=1、となる定理について。しばしばYの値をXで求める関数に変換されたY=sqrt(1-X^2)の形式でも用いられます。

f:id:ochimusha01:20190918061420g:plain

続きを読む

【数理Computingの基礎】情報倉挟み撃ち定理(Squeeze Theorem)による円周率πの近似

まず最初に。この論考においてはオイラーの公式Euler's formulacos(θ)+sin(θ)iをより一般化した方程式(
Equationcos(θ)+cos(θ-π/N)iを扱いますが、ここでいうNは正多角形
Regular Polygon, Regular N gon)の角数NoC=Number of Corners)というより、正多辺形(Regular PolySides, Regular N sides)の辺数NoC=Number of Sides)と考えた方が何かと都合が良いので出発点をそう定め、方程式の名前も「正多辺形方程式Regular PolySides Equation)」と呼ぶ事にします。

f:id:ochimusha01:20191031092156g:plain

続きを読む

【正多辺形方程式情報倉庫】最も簡単な円描写アルゴリズムとしての「単位円筒(Unit Cylinder)」概念について解釈

手段は何であれ「X軸にCos波、Y軸にSin波」を配する事さえ思いつけば円は描けてしまいます。そして物理系科学の世界においては、数学世界と異なり以下の様な解釈が主流となっている様なのです。

 f:id:ochimusha01:20191029133633g:plain

f:id:ochimusha01:20191029193635g:plain

f:id:ochimusha01:20191029194000g:plain

続きを読む

【数理Computingの基礎】数学界と物理学界を結ぶ「振動の定理」について。

発端はこの記事。

数列の極限は,

  • 1…(有限の値に)収束する。
  • 2A…正の無限大に発散する。
  • 2B…負の無限大に発散する。
  • 3…振動する。

のいずれかである。2と3の場合をいずれも発散すると言う。

例題5数列 An=(−1)^n の極限を調べよの解答

An−1 1 をひたすら交互に繰り返す。収束,正の無限大に発散,負の無限大に発散,のいずれにも当てはまらないので振動に分類される。

f:id:ochimusha01:20191031192319p:plain

続きを読む

【正多辺形方程式情報倉庫】「周期2π」についての覚書

ところで、ここで扱った方程式EquationY=(-1)^Xの実数域と虚数域に登場する波形の周期は2(1+1)ですが、これを人為的に円周2π(π+π)へと差し替えて見慣れたCos(θ)波やSin(θ)波に変換する事は可能でしょうか?

f:id:ochimusha01:20191101021717p:plain

続きを読む

【多角形方程式情報倉庫】Cos(θ)*Sin(θ)の結果からトーラス構造へ

そもそもの発端はこの「赤い四角の部分」の挙動に興味を持った事。

f:id:ochimusha01:20190827165445g:plain

  • X軸のCos(θ)波と、Y軸のSin(θ)i波は、元来同じ波形。前者を-90度回転させた結果が後者。
  • 両者の乗算によって得られる面積は最小が0Cos(θ)=0あるいはSin(θ)=0の場合)、最大が1/4Cos(θ)=Sin(θ)=sqrt(2)/2の場合。ピタゴラスの定義x^2+y^2=z^2に従ってそれぞれ2乗すると対角線長0.5の正方形が現れ、その面積がこれとなる)となる。つまり4象限分集めると辺長1/面積1/対角線sqrt(2)の正方形が回転の都度、現れては消えていく事になる。
  • この推移は対数比X^0.51/2乗)に従って推移する「正方形における外接円と内接円の関係比」と完全に合致する。

その数理自体に再検討の余地はなく、また科学技術への特別な貢献もなかった事から、このトピックについての特別な解説など見た事がありません。しかし実は、この過程が単なる正方形の状況推移に見えない辺りにこそ「正方形にまつわる重要な秘密」が示唆されていたのです。

f:id:ochimusha01:20191025153108g:plain

続きを読む

【正多辺形方程式情報倉庫】「辺長サンプリング効果」について

f:id:ochimusha01:20191019011127g:plain

f:id:ochimusha01:20191019143209g:plain

上掲の投稿でオイラーの公式Euler's formulae^θi=cos(θ)+sin(θ)i」の一般形たる「多角形方程式Poligons equattionCos(θ)+Cos(θ-π/NoC)i)」それ自体は「3角形以上しか描けないユークリッド幾何学Euclidean geometry)の世界内で展開不可能な事が明らかとなりました。ここでスポットライトが当たるのが「辺長サンプリング効果Side length sampling effect)」とも呼ぶべき多角形のもう一つの特徴。その発見自体はそう難しい事でもなかったりします。

続きを読む